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スタジオの内装工事をし始めた話(DIYで)④

更新日:2024年7月8日

とりあえず壁が一枚できました。(遅い)

壁の構造としては、

外壁側に鉛シートを21mmのボードに貼り、鉄骨に取り付けしていきます。

その作業が終わるとこんな感じ。

謎の重厚感...

実際鉛シートなので死ぬほど重たいですが...。


さらにボードとボードの繋ぎ目部分(鉛シートも途切れてしまう部分)にシールを流し、そのさらに上から鉛シートを貼って繋ぎ目部分を補強して音が漏れないようにしていきます。


そして、みなさん大嫌いな、身体中痒くなるでおなじみのロックウールをひたすらに壁に詰めていきます。

密度200kg/㎥なのでロックウールも重い...。


以前にも書きましたが、コントロールルームの壁は三層構造にして壁内部に分厚い空気層を作ってあるので、ロックウールも三重にして詰め込んであります。

壁 l ロックウール l ロックウール l ロックウール l ボード

という構造です。

通常の家屋ならグラスウールを利用しますが、ここでグラスウールを利用しなかったのは。密度が重たいものがなく、鉛シートを持ってしても低域が抜けていってしまうためです。


理想としては、


こんなふうに音が抜けていってしまうものを

この図のように減衰させたかったんですよね。

ローに関しては返ってくるものを出来る限り減らしたいんですよね。

ライブ感がありすぎるレコスタはローが返って来てしまうことがライブ感の原因になっていると思っています。


中域〜高域に関しては

オレンジの矢印のようにボードで反射するので、完全に全ての音が吸音されることを想定しているわけでもないです。

あまりにデッドすぎるのも良くはないので、拡散も想定しつつ進める予定です。


先ほどの壁に吸音材を詰め込むと、こんな感じになります。

すでに三重になっている状態です。

この間にある鉄骨に関しても、コの字になっているだけで通常はなにも詰めたりしないんですが、用途がスタジオなのでギチギチにロックウールを詰めてあります。

詰め終わるとこのくらい音に違いが出ます。

左がなにも入っていない鉄骨、右がロックウールを詰めた鉄骨です。

最後にボードを貼っていくと壁が完成。

かなり達成感ありました...!

これを残りあと壁8枚やれば壁は終わり...なんですが、普通に1月いっぱいとかかかりそうな気がしてます。


早くオープンしたいけど、なかなか作業が思うように進まず遅れています...が、

早く使いたいって声を結構もらっているので、早めに頑張ります。

 
 
 

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