Mac Studioをしばらく使った感想
- Altair Studio
- 2022年5月12日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年5月13日

スタジオにMac Studioが到着してから1ヶ月が経ちました。
———が、
到着してから1週間はセットアップに苦しめられていました。
もちろん理由があります。
今回は以前のiMacを7年間も使用していたこともあり、溜まったキャッシュや使用しなくなったプラグイン、不要なアプリやプログラムなどを一掃したくて、
絶対に必要なものだけSSDやHDDに移動させて移行する手段を取りました。
とはいえ、新たにダウンロードしないといけない物も多く(ドラム音源やDAW、Spitfireなどのストリングス音源などなど...)、ダウンロードだけでも2日かかったりしていました...。
そして満を辞してProToolsを立ち上げた....ら...?
なんと、立ち上がらない。
確かにCPUの数%はProToolsに割かれている....なのにウィンドウの1つも出てこない。
OSをクリーンインストールしても直らない。
やむなく1回目の移行は失敗に終わり、PC自体を初期化しました。
そこからまた苦節を経てインストールし直したところ、
ProToolsは立ち上がるけど、初期起動時にプラグインを全て読み込む動作の中、特定の場所でエラー落ちする。
なぜかPAのプラグインのところ。
PAをアンインストールしたところ、今度は一番初めの移行時と同様、CPUの数%はProToolsに割かれているのにウィンドウの1つも出てこない現象にぶち当たり、やむなくまた初期化。
3度目はPAのプラグインをさらに厳選してインストールし(数を減らした)、ProToolsは正常に動くことが確認できました。
・・・ところが。
今度はApogeeのドライバが正常に動作していないのか、symphonyを読み込んでくれない。
何度ドライバを入れ直したりOSをクリーンインストールしても直らなかったため、またも初期化。
4度目はさすがに泣きそうでした。
もう半分諦めたようなメンタルで、五等分の花嫁の2期を見返したり、ブレンド・Sを見返したりしてメンタルを保っていました。
もちろんアニメ視聴時は虚無。いやあもう本当に辛かった。
今回は今までの教訓を活かし、
①まずApogeeのドライバを入れ、正常にsymphonyが動作するか確認
②LogicやProToolsをインストールして起動するかどうか確認
③プラグインをインストールしてDAWに読み込ませる
④動作することを確認した後、一番時間のかかる音源のダウンロード&インストール
という徹底されたプランを立てて挑みました。
そして...ようやく...勝利を勝ち取りました。

今ではすっかり安定してProToolsも動作しています。
Mac Studio M1 MAX
メモリ64GB
10コアCPU
32コアGPU
24bit/48kHz80トラック前後のセッション(全てネイティブ環境)で最大負荷このくらいでした (Google Chromeだけ同時に立ち上がっている状態)

以前のiMacはグラボが脆弱だったこともあり、ProToolsで4Kモニターを使用すると解像度によってはかなりカクつく場面がありました。
しかし今回は少しグラボを盛る仕様を選択したこともあって、YouTube視聴すら滑らかになるようになりました。
そして意外と普段のPC動作で、わずかにカクついていたこと(もちろん当時はそんなわずかなFPS低下には気づいていませんでした)がストレスになっていたんだなと気付かされました。
マウスの移動とか、DAWの再生バーの動きとか、Webサイトのスクロール時とか。
今は安定しているのでとっても幸せです。
M1、出た当初はどうなるかと思いましたが、今は各社対応してきてとても嬉しい限りです。
僕のPCではなぜか正常に動作していますが、ケンジントンはまだMonterey非対応なので、使用されている方は気を付けてくださいね!
また長くなってしまった。
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